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執筆者の写真Emi Jingu

タイのゴム農園で経験したこと ③

更新日:2023年4月17日


バルーンや手術の手袋などで使われる天然ゴムは別の工場で、別の方法で加工されます。 そこでは、採取した天然ゴムの水分量が多いので、遠心の機械にかけて、65パーセントの水分量まで落とし、そこから加工していくそうです。

今回はティーさんの自宅の隣にある、タイヤになるための加工をする場所を見学させていただきました。

まずはタンクから 、銀色の四角い入れ物に入れ替えます。

樹液に水分と凝固剤を入れて、混ぜます。


そして、仕切りのようなものをさしていきます。

そこから待つこと6時間 仕切りを取ると、平べったい豆腐のような姿

1枚ずつ取って中央の水が張られた入れ物に全部集めます。


触らせてもらったんですが、 ものすごいフニャフニャで、マシュマロのようなおもちのような不思議な感覚。


1タンクから50枚のゴムが出来上がります。 この日は8タンクあったので、約400枚のゴムを4〜5名で作業していきます。



真ん中に集められたゴムは機械を使って、もっと薄い布状に。



この布状のゴムを運んで乾かしていきます。 意外と1枚が重たいんです。 それを1枚1枚棒に引っ掛けていきます。

1日経つともう茶色っぽくなって、輪ゴムに近い黄色っぽい色にどんどん変わっていきます。 それを貯めてある倉庫。

作業している時は無臭でしたが、乾くとものすごい独特の天然ゴムの匂い。

これが、工場に運ばれてタイヤに変わっていくそうです。

実際に目で見て、手で触れて、色々教えていただけて、すごい機会でした。 ティーさん・カイさん・ワンさん・農園で働いてるみなさん本当にありがとうございました。 ---------------------- リンク タイのゴム農園で経験したこと ② タイのゴム農園で経験したこと ①

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